STDデータベース:A型肝炎

  • ≫どんな病気 -概要-
  • ≫どうしてうつるの?
  • ≫どんな症状が出るの?
  • ≫対処法について
  • ≫予防法について

どんな病気? −病気の概要−

●急性肝炎の中では症状が強い

A型肝炎ウイルス(HAV)の感染が原因で起こる肝炎のことを、「A型肝炎」といいます。
治療薬はなく、基本的な治療法は安静にすることです。一般的には、2〜3ヵ月で自然になおります。
慢性化することはありませんが、まれに劇症化して死に至ることもあります。

●口から感染するウイルスです

A型肝炎ウイルスは便の中に排出され、飲食物などを経由して口から感染します。
A型肝炎ウイルスの感染力はきわめて強いものです。
生の魚介類(特にカキ)や衛生状態の悪い土地での生水からの感染もあります。

●アナルプレイで感染することも

アナルセックスやアナル舐めにより、口からウイルスが入って感染します。

アナルセックスやアナル舐めプレイ前にはしっかり洗浄!清潔第一!

どうしてうつるの? −感染について−

●性行為では、オーラルセックスなどにより口から感染します

・ 便の中に排出されたウイルスが、リミング(アナル(肛門)をなめること)などにより、口から感染します。
・ A型肝炎ウイルスに汚染された飲食物を口にすることで感染します。
・ 日本では、魚介類の生食、特にカキ(牡蠣)による感染が多くあります

どんな症状がでるの? −病気の症状−

お仕事、またはプライベートで感染した日
男性、女性、ともに同じような症状が出ます。
潜伏期間感染直後から1ヵ月くらい
症状が出るまで1ヵ月程度かかります。ただし、症状がない時でも、便にウイルスが出ている可能性があるので、注意が必要です。
症状が出る
主な症状
発熱、全身倦怠(だるさ)、吐気、嘔吐、 黄疸(体や白目が黄色っぽくなる)など以上の症状が1〜2週間続きます。
他の急性ウイルス性肝炎と比べて、症状が強いのが特徴です。肝臓疾患の目安となる、ASTやALTなどの数値が異常に高くなります。
症状が治まる
一般的に、2〜3ヵ月で自然に治り、慢性化することはありません。
ただし、まれに劇症化(肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまう)することがあり、死に至る場合があります。

どんな対処法があるの? −病気の対処法−

●対処の方法について

病院へいく
明らかに感染している自覚症状がある場合は、
医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。

[もう少し詳しく知りたい!] 肝炎ってどんな病気?ウイルスの肝炎、アルコールの肝炎、急性肝炎、慢性肝炎…?

検査について

臨床診断と血液検査を行います。

症状が出るまでと検査のタイミング

●病院を受診する場合

明らかに感染している自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。

受診科
内科(消化器科)
診療費用は?
診察料:3,000〜5,000円
検査代:3,500円
薬代は別途かかります。
(上記は、保険適用でない場合のおよその金額です。保険適用の場合は上記金額の3割負担となります。保険適用されるか否かについては、病院の治療方針などによって、様々です。)

●治療について

検査数値が異常に高い場合、また黄疸などの症状がある場合は、入院して経過を観察します。
治療薬はなく、安静にして経過を観察することが必要です。

感染していると診断された  
入院して経過を観察 治療薬はなく、治療法は安静にすることです。
症状により入院する場合もあります。(一般的に1ヵ月以上)
※ 2〜3ヵ月で自然治癒することもあります。
肝機能の正常化

感染予防にはワクチンが有効ですが、治療薬はありません。
※ワクチン接種費用は1回につき5,000〜10,000円で、期間をあけて3回接種する必要があります。
(保険適用ではありません)

肝機能の正常化を確認して治療は終了しますが、その後2〜3ヵ月は便の中にウイルスが排出されている可能性があり、注意が必要です。一度抗体ができれば、再感染の可能性はありません。

どんな予防法があるの? −病気の予防法−

A型肝炎を予防するには、便が自分の口にはいらないようにするのが重要です。
アナル舐め、アナルセックスなどのサービスでA型肝炎は感染する可能性があります。

現場でできる予防「行為別一覧」はこちら

プライベートのセックスでも、肛門と直接の接触がないようにコンドームを工夫して使用すれば 効果があると思われます。

パートナーの検査の必要性は?
このウイルスは感染力が非常に強いので、感染している場合はパートナーの検査は必要です。

手洗いの実行、ワクチンの接種
手洗いの実行などの一般的予防法や、A型肝炎にかかったことのない人の場合は、ワクチンを用いた積極的な予防法があります。
(参考) 感染予防のためのワクチン接種費用は、1回につき5,000円〜10,000円で、期間をあけて3回接種する必要があります。保険適用ではありません。